2023年03月15日(水)
IEA、世界石油需要は前年比200万バレル増加と推定
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は15日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億200万バレルと、前年から200万バレル増加するとの見通しを示した。航空需要の増加や中国の経済回復が背景にあるが、2022年に前年比で230万バレル増加するのからは伸びが鈍る格好となる。2022年10-12月期は、前年比で8万バレルの需要減少となった。
世界石油生産は、2月に日量1億150万バレルと、前月から83万バレル増加した。米国やカナダの生産が、前月に寒波の影響で減少したのから回復したことが背景にある。今年度の世界生産は、非OPECプラス産油国の生産増によって前年比で160万バレル増加すると見られている。今年前半の需要を満たすことはできるものの、後半には供給不足に陥るとの見方を示した。ロシアの石油輸出は2月に日量750万バレルと、前月から50万バレル減少した。このうち欧州への出荷は日量60万バレルと、前月から80万バレル減少、2022年の初めには、400万バレルを超える出荷があった。
製油所稼働は2月に日量8,110万バレルに減少、季節的な底を付けたと見られている。精製マージンは中間留分の落ち込みが見られたものの、全体的にはロシアからの供給減少などを背景に好調さを維持している。2023年度の通年では日量8,210万バレルと、前年から180万バレル増加するとの見通しとなった。
世界の石油在庫は1月に5,290万バレルの積み増しとなった。OECD諸国が5,710万バレル、非OECD諸国が1,300万バレルそれぞれ増加、一方で洋上在庫は1,720万バレル減少した。OECD諸国の在庫は28億5,100万バレルと、過去18ヶ月間で最高を記録。速報データによると、米国や欧州、日本の在庫は2月に780万バレルの積み増しとなった。
Posted by 松 3/15/23 - 06:24



