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2023年05月05日(金)

22/23年世界穀物生産推定4回連続上方修正、前年比は減少
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2022/23年度世界穀物生産推定を27億8460万トンと、前月時点での27億7700万トンから引き上げた。これで4回連続の上方修正。カザフスタンの上方修正を反映して小麦の生産推定を7億9660万トンから8億400万トンに上方修正し、前年との比較で2.9%増加、初めて8億トン台に乗せる見方になった。コーンなど雑穀は14億6750万トンとし、これも従来の14億6430万トンから引き上げ、インドの上方修正が背景にあるが、前年に比べると2.8%、4年ぶりの減少になる。

2022/23年度の世界消費が27億8010万トンの見通しで、前回報告での27億7900万トンから小幅引き上げたが、前年からは0.7%減少する。小麦を7億8010万トンから7億8150万トン、9回連続して引き上げ、穀物全体の消費を押し上げる格好になったという。小麦消費は前年との比較で1.0%増加になる。反面、雑穀は14億7900万トンから14億7800万トンにやや引き下げ、前年比1.8%の減少。

穀物の貿易は4億7170万トンとみており、従来の4億6920万トンから小幅引き上げた。前年との比較にすると2.2%、4年ぶりの減少。小麦を1億9940万トンから2億10万トンに上方修正し、前年比2.3%増加見通しとなった。雑穀は2億1670万トンから2億1800万トンに上方修正。前年との比較では5.5%の減少になる。穀物の期末在庫は8億5010万トンから8億5500万トンに上方修正した。前年に比べると0.2%減少見通し。

FAOはこのほか2023年の世界小麦生産を7億8500万トンと予想しており、前月時点での7億8600万トンから若干修正した。前年から減少だが、過去2番目の高水準になる。欧州の大部分で4月の降雨によって土壌水分が増え、イールド見通しが改善したとコメント。この結果、欧州連合(EU)の生産見通しをやや引き上げ、1億3950万トンとした。ロシアの作柄はまずまずだが、減反もあって、生産は8300万トンに上昇の見通し。ウクライナは天候改善でも、ロシアとの戦闘の影響から作付は減少、生産は過去5年平均を下回る見通しを示した。

Posted by 直    5/5/23 - 10:46 

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