2023年05月22日(月)
23年EU軟質小麦イールド見通し上方修正、初回予想上回る
[穀物・大豆]
欧州連合(EU)の農業サポート機関MARSは月次レポートで、2023年のEU軟質小麦イールド見通しを6.01トンと、4月時点での5.96トンから引き上げた。3月に発表した初回予想の5.99トンも上回る。前年の5.79トンから3.8%上昇、また過去5年平均の5.81トンを3.4%上回る。一方、デュラム小麦は3.54トンから3.48トンに引き下げ、初回予想の3.53トンより低い。前年の3.25トンに比べると上昇だが、過去5年平均の3.50トンとの比較で小幅ダウン。小麦全体で5.79トンの予想とし、前月報告時の5.74トンから上方修正、初回予想の5.77トン以上でもある。前年から4.1%上がり、過去5年平均に比べると3.6%の上昇になる。
コーンのイールド予想は7.67トンから7.64トンにやや引き下げた。それでも、前年の5.90トンから大きく改善、過去5年平均の7.48トンも上回る。
MARSは、地域間で平年以上の乾燥あるいは、平均を上回る降雨とまちまちだったことを指摘した。イベリア半島では長引く干ばつにより、スペインとポルトガルの作物見通しが一段と悪化したことを認識。一方、アイルランドからブルガリアやウクライナにかけた広い範囲では多雨や気温低下となり、夏作物の作付が遅れているという。ただ、大雨で土壌水分が上がり、生育に寄与するとの見方も示した。イタリアの北部から西部にかけて4月の干ばつから回復したものの、北東部では豪雨が小麦やオオムギに被害をもたらしたことを取り上げた。
Posted by 直 5/22/23 - 12:19



