2010年09月09日(木)
7月貿易収支は427.8億ドルの赤字、予想大きく下回る
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 10年7月 | 前月比 | 10年6月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲42775 | ↓14.04% | ▲49763 | ▲47200 | |
| >モノ(Goods) | ▲55234 | ↓11.23% | ▲62222 | ||
| >サービス | 12458 | ↓0.02% | 12460 | ||
| 輸出 (モノ+サービス) | 153330 | ↑ 1.83% | 150570 | ||
| 輸入 (モノ+サービス) | 196105 | ↓2.11% | 200333 |
米商務省が発表した7月の貿易収支は427億7500万ドルの赤字だった。市場予想を大きく下回る。前月と比べて14.04%ダウンで、4ヶ月ぶりの赤字縮小だ。なお、商務省は1月から6月までのサービス輸出入データや6月のモノの輸出統計などを修正した。1月以降の赤字幅も改定となり、修正も含めて年初から貿易赤字はあわせて2888億2800万ドル。前年同期を41.61%上回る。
7月の輸入が2.11%と前月を下回り、モノだけで2.51%減った。3ヶ月ぶりのマイナス転落になり、また今年最大の落ち込みである。全てのカテゴリーが前月からダウン。中でも減少が目立ったのが一般消費財で、4.42%落ちた。自動車関連は3.43%減少。コンピューター関連や工業機械、発電機などをはじめ資本財が1.51%ダウンで、1月以来の減少となった。食品・飼料・飲料が1.20%のマイナス。
工業品は3ヶ月連続で前月を下回った。また、マイナス幅は0.89%と前月より若干大きい。工業品では原油の減少が目立ち、季節調整前だと0.54%のマイナス転落だ。単位価格が3ヶ月連続で下がり、1バレル72.09ドルと昨年10月以来の低水準。買い付け規模は日量1005万6000バレルとなって前月を3.29%下回った。このほか核燃料の原材料、液化石油ガス、アルミニウムなどの減少も大きい。
サービス輸入は前月より0.08%少なかった。小幅にも3ヶ月ぶりに前月を下回っている。
輸出は前月比1.83%増加した。6月の減少以上に伸び、1533億3000万ドルと2008年8月以来の高水準になる。モノが2.66%アップ。資本財が6.16%増えて今年最大のプラス幅となった。特に、民間機、工業機械、コンピューター、通信機器の増加が大きい。工業品は燃料油や化学品、原油などを中心に1.58%のプラス転換。一方、自動車関連は3.88%ダウンで、前月を下回ったのは昨年5月以来である。食品・飼料・飲料が0.52%減少し、4ヶ月連続のマイナスだった。一般消費財は0.06%と僅かにも前月より少ない。サービス輸出も0.06%ダウンで、3ヶ月ぶりの前月割れ。
6月の物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比11.06%減の476億9200万ドルだった。石油関連が2.71%減り、非石油は13.92%ダウンである。
国別で赤字最大の対中国が259億1500万ドルとなった。前月の261億5200万ドルから小幅縮小。中国に次いで2番目に赤字幅の大きい対メキシコで53億3900万ドル、日本とのギャップは49億4500万ドルといずれも前月より縮んだ。対カナダや石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字幅も前月以下だった。
Posted by 松 9/9/10 - 08:44



