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2010年09月21日(火)

ABARE、10/11年度世界小麦生産見通し引き下げ
  [穀物・大豆]

豪農業資源経済局(ABARE)は21日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2010/11年度の世界小麦生産見通しを6億5800万トンから6億4800万トンに引き下げた。2009/10年度の推定を6億7500万トンから6億7700万トンに上方修正。2010/11年度の前年比は4.2%減になり、6月時点で見越していた2.5%以上の減少をみている。

2010/11年度の下方修正に起因したのがロシアの生産見通しである。5700万トンから4100万トンと大きく引き下げ、前年比較で33.5%落ち込む見方。欧州連合27カ国の生産についても2万9000トン引き下げて1億1400万トンとし、改定に伴い前週比が従来の3.6%増から1.0%減になる。

しかし、主要生産国には上方修正もあった。米国を5600万トンから6200万トンに改定し、6月の報告時で6前年から2.8%増の予測にシフトとなった。中国は500万トン引き上げて1億1400万トンとし、前年比1.0%減少と従来の4.4%より小幅マイナスをみている。

2010/11年度世界小麦消費見通しは6億5200万トンから6億5500万トンに改定した。消費にしても2009/10年度推定を引き上げたが、修正幅は200万トン。このため、2010/11年度の伸び率予測が1.1%から1.2%と僅かに大きくなった。食用消費見通しを4億5700万トンで据え置き。飼料用は300万トン引き上げて1億700万トンとしている。

2010/11年度の輸出もロシアの見通しを大きく引き下げた。同国が8月半ばから年末まで輸出禁止を決めたためであり、最新予測は前年比89.3%減の200万トン。従来は1万7000トンを見越していた。カナダとアルゼンチンは前月から据え置き。ただ、2009/10年度の推定を小幅引き上げたため、アルゼンチンで2010/11年度の前年比伸び率が前回報告より小さく、カナダはこれまでにみていた以上の減少の見方となった。一方、米国では900万トンの引き上げで、前年度からは4.0%減少の見通しだったのが40.4%増加予測に転じた。オーストラリアは200万トン、EUが300万トンそれぞれ上方修正。両国とも前年比較で従来推定より高い伸びの見方になった。

期末在庫見通しは2億200万トンから1億9000万トンに下方修正。前年からは3.6%減の見方で、前回報告時の3.1%増加の見方からシフトした。

Posted by 直    9/21/10 - 12:03 

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