2010年12月03日(金)
11月非農業雇用数は前月から3.9万人増加、予想下回る伸び
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 10年11月 | 前月比 | 10年10月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 130539 | ↑39 | ↑172 | ↑130.0 | |
| 民間雇用数 | 108278 | ↑50 | ↑160 | ↑140.0 | |
| 週平均労働時間 | 34.3 | →0.0 | 34.3 | 34.3 | |
| 時間あたり賃金 | $22.75 | ↑0.04% | ↑0.26% | ↑0.1% |
米労働省が発表した11月の非農業雇用数は前月比3万9000人増加した。10月に17万2000人増だったのから増加ペースは著しく鈍った格好になる。市場予想も大きく下回った。ただ。10月の増加数は速報の15万1000人から上方改定。また、9月は2万4000人減少で、従来推定のマイナス幅4万 1000人より小さくなった。雇用は年初から11ヶ月間に95万1000人増加。月平均では8万6000人増と、10月時点で月平均8万7400人増だったのから若干少なくなった。
政府雇用は1万1000人減少、これを差し引いた民間雇用数は5.0万人増となった。年初からの連続プラスを維持しているが、11月は1月以来の小幅プラス、市場予想も下回った。
資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が前月比1万5000人減少に転じた。製造だけに限ると1万3000人、4ヶ月連続ダウン。しかも、10月の減少数が速報の7000人減から1万1000人に改定となり、11月はさらに落ち込みペースが速まったことになる。耐久財は5000人減少で、これも2ヶ月続けて前月割れ。非耐久財は8000人、6ヶ月連続ダウンとなった。耐久財、非耐久財いずれも前月以上のマイナスである。それでも、産業別にはまちまち。減少が目立つのは非金属鉱物や家具、自動車および部品、化学、飲料品・たばこ、テキスタイル。増加は特に耐久財で多く、機械、金属製品、電子機器の雇用増加が進んだ。
建設関連の雇用は5000人のマイナス転落だった。鉱業では3000人増。1月から前月比プラスを続けているが、11月はこの11ヶ月間で最少増加である。
民間サービス業は11ヶ月連続アップとなった。しかし6万5000人と前月の15万7000人(修正値)の半分にも満たない増加。
小売は2万8100人と昨年10月以来の大幅ダウン。一般総合店は1万4500人減少、このうち百貨店だけで8800人減った。家具は4800人落ち、スポーツ関連・娯楽、建設資材・造園が揃って3000人を超えるマイナス。小売の多くが前月割れとなる中、自動車・部品のディーラーは4600人増加した。
金融セクターは9000人減少、前月を下回ったのは3ヶ月ぶりだった。金融機関・保険だけなら3500人、不動産・リース4900人といずれも7月以来の大幅ダウン。医療の需要は堅調だが、11月の雇用拡大ペースは鈍化した。2万3100人増で、6月以来の小幅プラス。教育も前月に続いての増加だが、10月に2万4300人だったのが11月には6200人とプラス幅が大きく縮んだ。
一方、プロフェッショナルサービスは5万3000人と4月以来の大幅増となった。建築関連やテクニカルコンサルタントが伸び、事務関連の需要も堅調。短期派遣は3万9500人増えた。年初から7月を除いて連続プラス。しかも、11月は1月以来の大幅増加である。
政府雇用は修正によって10月に1万2000人増加し、5月以来のプラス転換だったのが、11月には再び減少した。連邦政府は2000人、5月以来の増加。しかし、地方自治体の雇用が1万400人減少。州政府では3ヶ月間続けて増加だが、9月と10月連続で1万2000人増だったのから11月のプラス幅は 1000人にとどまった。
週間平均労働時間は34.3時間だった。前月比横ばいで、市場が予想していた通りである。時間あたり賃金は 22.75ドルとなった。前月から0.04%上昇し、前月の0.26%(修正値)から大きく伸び悩んだ格好になる。予想と比べても低い伸び。前年比較で 1.61%上がった。
Posted by 松 12/3/10 - 08:51



