2011年08月10日(水)
IEA、2012年世界石油需要推定を引き上げ、11年は引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、2012年の世界石油需要を日量9,110万バレルと推定、前月から10万バレル引き上げた。日本で発電需要が増加するとの見通しが背景にある。2011年度の需要は日量8,950万バレルと10万バレル引き下げ、景気見通しのベースラインが引き下げられたことと、4-6月期の需要が予想を下回ったことを理由としている。前年比では2012年が160万バレル(1.8%)、2011年が120万バレル(1.4%)の増加となる。また、このまま景気減速が進み今年や来年の世界経済成長が3%を下回るような事態となれば、石油需要が大幅に減少、世界市場が供給過剰に陥る可能性があることも指摘している。
7月の世界石油供給は日量8,870万バレルと前月から60万バレル増加。非OPEC諸国の生産見通しは2011年が日量5,300万バレル、2012年は日量5,400万バレルに増加する。OPECの7月産油量は日量3,005万バレルと前月から10万バレル増加、リビアの生産が内戦により停止する以前の水準近くまで回復した。一方、生産余力は日量330万バレルにまで減少している。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は2011年後半が日量3,100万バレル、2012年は3,080万バレルと推定。
6月のOECD諸国の石油在庫は26億7,800、万バレルと前月から1,180万バレル減少、消費の58.4日分をカバーしている。速報データによると、7月の在庫は1,850万バレルの積み増しとなるが、一方で洋上在庫は取り崩しが進んだという。2011年4-6月期の製油所稼動は前月から10万バレルの上方修正。7-9月期は日量7,590万バレルと4-6月期から220万バレル増加する。
Posted by 松 8/10/11 - 08:07



