2011年09月02日(金)
8月非農業雇用数は前月から増減なし、予想大きく下回る
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 11年8月 | 前月比 | 11年7月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 131132 | →0 | ↑85 | ↑75 | |
| 民間雇用数 | 109170 | ↑17 | ↑156 | ↑111 | |
| 週平均労働時間 | 34.2 | ↓0.1 | 34.3 | 34.3 | |
| 時間あたり賃金 | $23.09 | ↓0.13% | ↑0.48% | ↑0.2% |
米労働省が発表した8月の非農業雇用数は前月比横ばいだった。昨年9月からの連続増加がストップ。また、7月の増加数は速報の11万7000人から8万5000人に下方改定となり、6月も2万人と従来推定の4万6000人を下回る。2011年の非農業部門雇用数は年初から8月まであわせて87万2000人増加。月平均10万9000人増で、前月時点での13万2000人より少ない。
雇用が前月と変わらないのは、政府の1万7000人減少が民間の1万7000人増加を相殺したためである。2010年3月から前月を上回ってはいるが、8月はこの18ヶ月間で最少プラス。
資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が前月比3000人減少した。昨年8月以来のマイナス転落。鉱業で5000人、8ヶ月連続増加となった一方、建設業が5000人の前月比マイナスである。製造業だけでも3000人減り、昨年10月以来で前月を下回った。
製造業の内訳をみると、耐久財が3000人ダウンで、昨年8月以来の減少となった。非耐久財は前月から変わらず。産業別では、金属製品や食品、自動車および部品、家具の減少が目立つ一方、機械、半導体、飲料品・たばこの増加が大きかった。
民間サービス業は2万人増加した。2010年1月から18ヶ月連続アップであるものの、前月の10万4000人(修正値)に比べて伸びペースの鈍化が著しい。小売業が7800人減った。3月以来のマイナス転落で、また昨年11月以来の大幅マイナスである。中でも、家電、スポーツ・書籍・音楽、百貨店の減少が進んだ。しかし、アパレル、飲食品、ガソリンスタンドの雇用増加が大きく、自動車ディーラーもアップ。
美術・娯楽は8900人、3ヶ月ぶりに減少したが、ホテル・外食サービスは1万1500人増で前月を上回ったのは3ヶ月連続だ。金融機関・保険は2ヶ月連続減少が止まって、前月比横ばいだった。不動産・リースは3600人増加し、これは3月以来の大幅プラス。教育は1600人減少に転じ、反面、医療は3万5500人、3月以来の大幅増加だった。プロフェッショナル・サービスが2万8000人増え、増加数は前月と同じである。このカテゴリーにある一時雇用は2ヶ月連続アップで、また4700人と前月以上の増加数である。
政府雇用は昨年11月から連続ダウンとなったが、8月は今年最も小幅マイナスだ。州政府で5000人増え、昨年10月以来のプラス転換。地方自治体2万人、連邦政府2000人と揃って前月比マイナスだが、いずれも前月より小幅減少である。
週間平均労働時間は34.2時間となった。市場の前月比横ばい予想に反して、0.1時間減少した。だった。時間あたり賃金が前月比0.13%下がり23.09ドルで、予想外の前月比マイナス。賃金が前月を下回ったのは2008年1月以来だ。前年比較だと1.85%高い。
Posted by 松 9/2/11 - 08:41



