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2013年03月07日(木)

2013年世界小麦生産、前年比4.3%増加見通し・FAO
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は7日、2013年の世界小麦生産が6億9000万トンになるとの初回見通しを発表した。前年から4.3%増加し、2011年に記録した過去最高に次いで2番目に大きな規模になる見方だという。増産に寄与するのが欧州とした。価格上昇で作付が増え、またロシアなど昨年にイールドが落ちた地域で改善を見込んでいるとコメント。ロシアでは全般に天気に恵まれていると記した。ウクライナの生産もやはり増反や好天気で上向く見通し。アジアは中国やパキスタンの記録的な生産見通しを示し、インドも再び豊作が予想されているという。

反面、米国ではここ数ヶ月の南部平野における干ばつの影響からイールドが下がるかもしれないと指摘した。冬小麦の作付は1%増加と推定され、また春小麦が少なくとも前年並みになる見通しでも、2013年の米国の小麦生産は最大6%減少の予想という。南半球の作付は今年終わりになるため、現時点で見通しは流動的とした。オーストラリアでは4月に作付開始になり、夏の高温で見通しが不透明と指摘した。


2013年のコーン生産に関すると、ブラジルで十分な降雨から公式予測が9%増加になっていることを挙げた。アルゼンチンの公式作付推定は2012年の過去最高から8%減少となっており、ただ、前年の干ばつ被害からイールド改善の見通しであることを記した。一方で、1月初めから2月初めにかけての雨不足の影響懸念も示している。南アフリカのコーン生育は順調とし、好天気が続くなら1300万トンを超えて過去最高となり得るとの見方。

2012年の世界生産推定に関すると、穀物全体で23億640万トンとした。前月報告時の23億210万トンから小幅ながらも上方修正。前年からは1.94%減少の見方だ。小麦を6億6200万トンから6億6180万トン、コーンなどの雑穀類を11億5320万トンから11億5610万トンにそれぞれ修正した。

FAOは、2012/13年度の世界穀物消費見通しを23億2650万トンから23億2990万トンに引き上げた。前年の推定23億2610万トン(修正値)を0.2%上回る。小麦の消費予測を80万トン引き下げて8億3970万トン、雑穀は逆に340万トンの上方修正で11億11億6970万トンとした。

2012/13年度の世界穀物期末在庫を4億9940万トンと見通した。従来予測より400万トン多い見方。それでも、前年度推定の5億1340万トン(修正値)からは取り崩しになる。小麦在庫を1億5890万トンから1億6250万トンに引き上げた。雑穀は1億6520万トンの予想で、従来予測から10万トンの下方修正。

Posted by 直    3/7/13 - 11:58 

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