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2017年05月16日(火)

IEA、2017年前半の世界石油需要見通しを引き下げ
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は16日に発表した月報で、2017年度前半の世界石油需要の伸びを前月から11.5万バレル下方修正した。インドや米国、ドイツやトルコといった、これまで需要が堅調だった国の見通しを引き下げたことが背景にある。2017年通年では日量9,790万バレルと、前年比で約130万バレル増加するとの見通しを維持した。

4月の世界石油生産は日量9,617万バレルと前月から14.0万バレルの減少、カナダを中心とした非OPEC産油国の減少が主な要因となる。生産は前年同月を9万バレル下回っている。非OPEC産油国の生産は、2017年に前年から60.0万バレル増加、前月に48.5万バレル増としていたのから引き上げた。

OPECの4月石油生産は日量3,178万バレルと、前月から6.5万バレル増加した。ナイジェリアとサウジの生産が増加、リビアとイランの生産が減少した分を上回った。前年同月比では53.5万バレルの減少となる。年初からの減産の遵守率は、96%に達している。

OECD諸国の在庫は3月末時点で30億2,500万バレルと前月から3,290万バレル、2ヶ月連続で減少した。製油所における生産の減少と輸出の増加によって、石油製品の在庫が大幅に落ち込んだのが背景にある。1-3月期を通しては、1月の大幅な積み増しによって2,410万バレル在庫の積み増しが進んだ格好となった。速報データによると、4月には在庫が積み増しに転じたと見られている。

製油所稼動は、4-6月期は季節的な要因によって減少、1-3月期を日量で37.0万バレル下回るとの見通しとなった。一方、7月から8月にかけては日量240万バレルの増加が見込まれている。

IEAはこのほか、1-3月期の世界市場はほぼ需給のバランスが取れたとの見方を示した。OPECが4月の生産量を維持するなら、4-6月期には日量で70万バレルの在庫取り崩しが進むとしたほか、2017年後半には取り崩し量が更に拡大するとした。もっともこうしたペースなら、2017年末までに在庫が過去5年平均まで取り崩しが進むこともないとも指摘している。また、OPECが減産をしっかりと遵守している一方で、リビアとナイジェリアの生産動向には引き続き注意を払う必要があり、生産回復が進む可能性があるとの見方を示した。速報データによると、リビアの生産は5月に日量80万バレルと、2014年以降最高の水準に達するという。

Posted by 松    5/16/17 - 07:47 

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