2018年01月04日(木)
17/18年度世界砂糖在庫率見通し、上方修正で15年ぶりの高水準
[砂糖]
オーストラリアの調査会社グリーン・プール・コモディティー・スペシャリスツは、2017/18年度の世界砂糖市場が1043万トンの供給過剰になると見通し、余剰幅を62万9000トン引き上げた。また、余剰幅は上方修正によって2015/16年度と2016/17年度の不足幅を足した以上になり、在庫を押し下げると指摘。在庫率の見通しを43.2%から48.4%に引き上げ、2002/03年度以来の高水準になるとした。
2017/18年度の消費を1億8190万トンとみており、32万トン引き下げた。欧州連合(EU)などの食生活における砂糖離れが背景にあるという。一方、生産は31万トン引き上げて1億9340万トンとした。アジアでモンスーンの降雨が十分だったのが上方修正につながったと指摘。タイで砂糖きびの収穫が1億1200万トン近くになり、過去最高を更新、砂糖生産が約1190万トンになるのを見越す。また、インドの砂糖生産は2540万トンに増加の見通しを示した。
一方、2018/19年度のブラジル中南部砂糖生産見通しは130万トン引き下げた。この結果、3270万トンと前年から310万トン以上の減少で、3年ぶりの低水準になる。エタノール生産に向けて砂糖きびの57.3%と砂糖以上に割り当てる見通しにより、生産が落ち込むという。欧州連合の砂糖生産を1950万トンと、70万トン引き上げたのをはじめ、生産を上方修正する一方、消費は健康への影響に対する懸念や砂糖税を理由に、70万トン以上引き下げたという。これまで以上に需給が緩むことで、在庫は8835万トンと12年ぶりの高水準になるのを見越す。
Posted by 直 1/4/18 - 10:39



