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2020年04月15日(水)

4月の世界石油需要は前年比で日量2,900万バレル減少、IEA月報
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は15日に発表した月報で、2020年の世界石油需要が前年比で日量930万バレルの減少、記録的な落ち込みになるとの見通しを示した。COVID-19の感染拡大によって、世界187の国と地域における移動がほとんど停止してしまったことが背景にあり、4月単月の需要は前年同月比で2,900万バレルの減少、1995年以来の低水準になるという。4-6月期の需要は、前年同期を2,310万バレル下回るとした。今年後半の需要の回復も限定的で、2020年12月の需要も前年比で270万バレルの減少になるという。

世界石油供給は、OPECプラスが日量970万バレルという歴史的な減産で合意したことを受け、5月には前月から1,200万バレル減少すると予想される。4月の生産量が増加したことから、実質的な減産量は日量1,070万バレルに達する見通しだ。非OPEC産油国の生産量は、減産合意に参加していない米国やカナダの減少が中心となり、2020年10-12月期には日量520万バレル減少、また2020年通年では、前年を230万バレル下回るとした。

2020年の製油所稼働は、日量7,430万バレルと、燃料需要の落ち込みを背景に前年比で760万バレル減少する見通しとなった。すべての地域で稼働率の低下や製油所の閉鎖が進む中、2020年4-6月期の稼働は1,600万バレルの大幅減となるが、それでも製品の在庫は日量600万バレルのペースで積み増しが進むという。2020年後半には、稼働も徐々に回復してくると予想される。

速報データによると、中国の在庫は2020年1-3月期に日量210万バレルのペースで積み増しが進んだと見られる。一方米国内の在庫は、日量50万バレルのペースで増加した。2月末時点でのOECD諸国の在庫は28億7,800万バレルと、前月から3,540万バレルの取り崩し、石油製品在庫の減少が原油の積み増しペースを上回った。在庫は消費の79.2日分に相当する。洋上在庫は3月に前月から2,290万バレル増加、1億310万バレルとなった。

Posted by 松    4/15/20 - 04:34 

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