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2020年09月03日(木)

20/21年度世界穀物生産見通し、ほぼ250万トン上方修正・FAO
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、世界の2020/21年度穀物生産見通しを27億6490万トンと、前回報告(7月)の27億8980万トンからほぼ250万トン引き下げた。6月に発表した初回予想の27億8050万トンも下回るが、前年比にすると2.2%増加し、2年連続の過去最高更新になる。

小麦を7億6150万トンから7億6010万トン、150万トン下方修正した。6月の7億5830万トンからはアップでも、前年と比べて0.2%と小幅減少。下方修正は主にアルゼンチンと欧州連合(EU)、米国をそれぞれ130万トン、400万トン、110万トン引き下げたためという。半面、ブラジルとカナダ、ロシア、ウクライナは上方修正した。

コーンなどの雑穀は前年比3.6%増の14億9560万トンになると見通す。前回報告時の15億1920万トンから引き下げ、6月の15億1350万トンと比べてもダウン。コーンだけで2630万トンの下方修正になり、米国中西部で暴風の影響からイールド見通しが下向いたのが背景にあるという。ただ、米国の生産自体は事前予想を下回っても、前年から10%増加見通しであることを指摘した。このほか、EUやウクライナも悪影響を理由に引き下げた。一方、アルゼンチンとブラジルのコーン生産見通しを上方修正。

2020/21年度の世界消費は27億4640万トンの見通しで、前年から2.4%増加、過去最高を記録する。6月に27億3240万トンと予想していたのを、まず7月に27億3540万トンに上方修正し、今回一段と引き上げた。雑穀が3.6%増えて14億7930万トンになり、14億7100万トンから引き上げた。コーンの上方修正を反映している。また、エタノール需要の底入れを背景に工業用の消費増加が見込まれる。小麦は7億5610万トンの見通しで、200万トン上方修正。また、引き上げによって前年から0.4%の増加になる。食用が全体を押し上げるも、飼料用は低調、工業用も横ばいの見通しとした。

世界穀物貿易見通しは4億3510万トンから4億4140万トンに引き上げた。前年から1.6%増える。期末在庫は8億9550万トンとみており、前年から1.7%膨らむが、前回報告での9億2890万トンから下方修正、初回予想の9億2680万トンも下回る。

Posted by 直    9/3/20 - 13:39 

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