2020年09月08日(火)
20/21年度豪州小麦生産見通し上方修正、前年比79.6%増加見通し
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとのクロップレポートで、2020/21年度の国内小麦生産見通しを2891万トンと、6月時点での2667万4000トンから引き上げた。前年比にして90.6%の増加になる。面積にして1298万5000ヘクタールの見通しで、前年から27.2%増加。
ABARESは、南半球の春の間に天候に恵まれて生育が進んだことを上方修正の背景として挙げた。特にニューサウスウェールズ州では冬の降雨も寄与して平均を大きく上回る生産が見込まれるという。ビクトリア州やサウスオーストラリア州、ウエスタンオーストラリア州、クイーンズランド州では6月や7月の平均以上の高温乾燥に見舞われながらも、見通しは平均並みあるいは平均を超える見通しを示した。8月の降雨が地域によってイールドを押し上げるともコメント。ただ、クイーンズランド州の中部や北部のイールドが雨不足から平均に到達するのが難しいとした。
生産を州別にみて、ニューサウスウェールズが1026万トンの見通しになり、前回報告での828万8000トンから引き上げた。前年の5倍近くに膨らみ、ウエスタンオーストラリアの890万トンを超え、国内で最大の生産州になる。なお、ウエスタンオーストラリアは従来の860万トンから上方修正、前年から53.5%の増加。このほか、ビクトリアを383万1000トンから409万6000トンに引き上げ、13.8%の増加見通しとした。サウスオーストラリアは前年比40.6%増の450万トンで据え置き。クイーンズランドは前年の2.6倍の110万3000トンになると見通すが、6月の140万トンから引き下げた。
Posted by 直 9/8/20 - 08:41



