2021年06月22日(火)
インドのエタノール計画、砂糖市場にEU制度改革以来の強気材料
[砂糖]
砂糖ブローカー・ザニコフのアナリストは、インド政府が計画しているガソリンへのエタノール混合比率引き上げ計画が国際砂糖市場において欧州連合(EU)砂糖制度改革以来の強気材料になり得るとの見方を示した。インド政府の計画では、2025年までにE20と呼ばれる20%のエタノール混合ガソリンを販売。実施時期を当初の2030年から前倒しすることに決めた。ザニコフのアナリストは、E20が約60億リットルのエタノール生産につながり、砂糖生産を600万トン以上削減すると見通す。年平均3300万トンの砂糖生産が2700万トンに減少となる。一方、現時点でおよそ2500万トンの国内消費は増加が見込まれ、インドの需給は引き締まり、輸出大国でなくなるとの見方である。
また、砂糖生産については、ガソリン需要の増加に伴い2030年までに130億リットルのガソリンが必要になると見越し、砂糖生産は1000万トン以上細ると予想する。EUが2002-2008年に行った制度改革によって輸出補助や生産が削減され、砂糖相場の上昇につながったことを指摘。インドの政策方針も供給縮小に至り、相場にプラスになるとコメント。市場は、さらには主要国の生産不安に対しより敏感になるともいう。
Posted by 直 6/22/21 - 08:57



