2022年06月14日(火)
OPEC、世界石油需要見通し前月から据え置き、5月OPEC生産減少
[エネルギー]
OPEC月報
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位100万バレル
2022年 | 修正 | 前年比 | 22年3Q | 22年2Q | 2021年 | 修正 | 2020年 | |
世界需要合計 | 100.29 | →0.00 | ↑3.48% | 100.85 | 98.19 | 96.92 | →0.00 | 91.19 |
非OPEC石油生産合計 | 65.74 | ↓ 0.23 | ↑3.36% | 65.79 | 64.80 | 63.60 | ↑ 0.04 | 62.99 |
石油輸出国機構(OPEC)は14日に発表した月報で、2022年度の世界石油需要を日量1億29万バレルと推定、前月から据え置きとした。前年比では337万バレル、3.48%の増加となる。中国の見通しが7万バレル引き上げられた一方、中東は9万バレルの引き下げとなった。2021年度の需要は日量9,692万バレルとやはり前月から据え置き、前年からは573万バレル、6.28%の増加となった。
非OPEC産油国の生産は、2022年が日量6,574万バレルと前月から23万バレルの下方修正、ロシアの生産が25万バレル引き下げられた。前年比では214万バレル、3.36%の増加となる。2021年の見通しは日量6,360万バレルと前月から4万バレルの引き上げ、前年からは61万バレル、0.97%増加する見通しとなった。
OPECの5月石油生産は日量2,850.8万バレルと、前月から17.6万バレル減少した。サウジの生産が6.0万バレル、UAEが3.1万バレル、クウェートが2.7万バレルそれぞれ増加した一方、リビアの生産は18.6万バレルの減少、ナイジェリアは4.4万バレル、ガボンは3.2万バレルそれぞれ減少した。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は、2022年が日量2,915万バレルと10万バレルの引き上げ、2021年は2,804万バレルと17万バレルの引き下げとなった。2021年の世界需給は日量169万バレルの供給不足となった。
Posted by 松 6/14/22 - 08:43