2022年06月15日(水)
6月ニューヨーク連銀指数はマイナス1.2、2ヶ月連続でゼロ割り込む
[場況]
ニューヨーク連銀指数
出所:ニューヨーク連邦準備銀行、NY8:30発表、季節調整値
現況指数 | 22年6月 | 22年5月 | 市場予想 | |
総合 | ▲1.2 | ▲11.6 | 3.0 |
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した6月の製造業景況感指数はマイナス1.2と、前月のマイナス11.6から回復した。それでも2ヶ月連続して好不調の境目であるゼロを割り込み、予想も下回った。
新規受注は5.3、出荷は4.0と、揃って前月のマイナス8.8とマイナス15.4から改善した。雇用は19.0と5ポイント上昇、4ヶ月ぶりの高水準となった。在庫は17.1と、10ポイント近く上昇した。一方受注残はマイナス4.3と、2021年1月以来でゼロを下回った。週平均労働時間は11.9から6.4に低下。生産コストを示す支払指数は73.7から78.6に上昇したが、販売価格を表す受取指数は45.6から43.6に下がった。
6ヶ月先の期待指数は14.0と前月の18.0から低下、2020年4月以来の低水準をつけた。新規受注は17.3から13.5、出荷は19.7から19.4にそれぞれ低下。受注残は3ヶ月連続してゼロを下回り、マイナス幅も前月の2.6から14.5に拡大し2012年9月以降最大となった。週平均労働時間はマイナス5.1と、2019年10月以来でゼロを割り込んだ。受取指数は45.6から43.6に低下、一方で支払指数は63.2から69.2に上がった。雇用は25.2と、3ポイントの上昇。設備投資は25.4から25.6に上昇、テクノロジー投資は22.8から23.9に上昇した。
Posted by 松 6/15/22 - 08:47