2022年06月16日(木)
6月フィラデルフィア連銀指数はマイナス3.3、20年5月以来のマイナス
[経済指標]
フィラデルフィア連銀指数
出所:フィラデルフィア連邦準備銀行、NY8:30発表
22年6月 | 22年5月 | 市場予想 | ||
現況指数 | ▲3.3 | 2.6 | 5.0 |
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した6月の企業景況感指数はマイナス3.3と前月の2.6から低下、2020年5月以来で好不調の境目であるゼロを下回った。市場では小幅の上昇を予想していた。
新規受注はマイナス12.4と、これも2020年5月以来でゼロを割り込んだ。受注残はマイナス7.0と、2020年8月以来のマイナス。在庫もマイナス2.2と、2021年8月以来でゼロを下回った。出荷は前月の35.3から10.8に低下、週平均労働時間は16.1から11.8に下がった。生産コストを示す支払価格指数は78.9から64.5に低下、2021年2月以来の低水準となった。販売価格を示す受取価格指数は51.7から49.2に低下した。一方、雇用は25.5から28.1に上昇した。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数はマイナス6.8と、2008年12月以来でゼロを割り込んだ。新規受注はマイナス7.4と、2008年11月以来のマイナスとなった。受注残はマイナス32.0で、1979年1月以降最低を記録。在庫はマイナス1.7と、2020年5月以来でゼロを下回った。雇用は29.2から10.5、週平均労働時間は11.7から6.4にそれぞれ低下。支払価格指数は59.4から58.5に低下、受取価格指数は58.9から46.7に下がった。設備投資は11.7と、前月の9.6から上昇した。
Posted by 松 6/16/22 - 08:43