2015年12月11日(金)
2016年の世界石油需要は前年比で120万バレル増加、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2016年度の世界石油需要が前年比で日量120万バレルの増加と、2015年の180万バレルから伸びのペースが鈍化するとの見方を示した。2015年度の需要増は中国や米国、インドのほか、意外にも欧州の伸びが全体を主導すると指摘。7-9月期には前年比で220万バレルの伸びとなるが、10-12月期には130万バレルにまでペースが伸びるとの見方も示した。
11月の世界石油生産は日量9,690万バレルと、前月から5万バレルの小幅増になるとした。OPECNO増産が背景にあり、前年比では180万バレルの増加となる。非OPEC産油国の生産は日量5,850万バレルと前月から横ばいとなったが、前年比での伸びは20万バレル以下と、年初に220万バレルだったのから大幅に縮小した。
OPECの11月石油生産は日量3,173万バレルと、前月から5万バレル増加した。イラクの生産が過去在庫を更新したほか、クウェートの生産も増加、一方でアフリカ諸国の生産は減少した。2016年のOPECに対する石油需要(Call on OPEC)は、日量3,130万バレルと前月から据え置き、前年比では160万バレルの増加となる。
10月末時点でのOECD諸国の石油在庫は29億7,100万バレルと、前月から7ヶ月ぶりに減少した。在庫の積み増し傾向は2016年後半まで続く見込みだが、2016年度は増加のペースもかなり鈍るという。また新規の貯蔵施設の建設などにより 、貯蔵容量は3億バレル増加すると予想した。
製油所稼動は11月に日量7,990万バレルと、前月から140万バレル増加した。製油所の定期点検が相次いで終終了、稼働率が上昇したのが背景にある。
Posted by 松 12/11/15 - 07:29



