2017年02月22日(水)
景気次第でかなり早い時期の利上げ適切・FOMC議事録
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)が22日に発表した1月31日-2月日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、メンバー以外の連銀高官も含む会合参加者の多くが、景気次第でかなり早い時期の利上げが適切になるかもしれないとの見方を示していた。雇用や物価に関する今後の経済指標が現時点で見越している以上に強い内容になる、あるいは雇用や物価のオーバーシュートのリスクが高まるようなことを前提にしての見解。複数の参加者は、失業率が長期的な平均を大きく下回るリスクが高く、景気が現時点で想定しているよりも急速に伸びるようなら、インフレ上昇圧力を抑えるために利上げペースを速める必要が出てくると考えていた。
ただ、インフレ率は依然として当局の目標を下回っており、インフレ見通しも低いことを指摘し、物価の下振れリスクが根強いことに懸念を示す向きも数人あった。このほか、2人ほど段階的な金利引き上げの方針について、年1-2回の利上げと誤解されている可能性を挙げ、景気見通しの変化に応じて金融政策を運営する意向を明確にすることを強調した。FRBのバランスシートについての協議もあり、これからの会合でエージェンシー債の再投資などの変更につながり得る状態について話し合いを始めることで概ね合意した。
参加者の間では、財政政策やそのほかの政策の見通しを巡り相当な不確実性があるとの見方が再び挙がった。ほとんどの参加者が景気や物価への影響度合いが不透明なことを指摘し、見通しが明確になるまで時間がかかることを警戒。2人の参加者は、財政など当局の目標達成のツールのひとつでしかないとし、こうした不確実性が目先の利上げを遅らせるべきではないと主張した。ほかの参加者は、実現するかどうかもわからず、また景気や物価へのインパクトも想定通りにならないかもしれない政策案を考慮して金融政策を運営するべきではないとした。
Posted by 直 2/22/17 - 14:55



