2017年05月08日(月)
FRB目標概ね達成、さらなる利上げ必要・クリーブランド連銀総裁
[要人発言]
クリーブランド連銀のメスター総裁は8日の講演で、米連邦準備理事会(FRB)の雇用と物価の目標を概ね達成し、金利をさらに引き上げる必要があるとの見方を示した。一時的な景気減速を示す経済指標に過剰反応せず、中期的な見通しに基づいて、景気が想定通りに進展するなら利上げ継続が必要という。米連邦公開市場委員会(FOMC)が会合ごとに利上げをすることはないが、先送りしすぎると、あとでペースの速い利上げを要し、景気後退のリスクを高めるとコメントした。
また、金融政策の正常化はバランスシートの縮小を意味し、FOMCも認識していると述べた。現在見越している経済情勢になることを前提に、事前に具体的な解説をするなら、保有する住宅担保ローン証券などの償還金をエージェンシー債へ再投資する方針を変更することに異論はないとコメント。再投資を停止し、バランスシートの縮小に向けて動き出すのは平時の景気や金融政策に戻りつつあることを示すという。
本日はまた、セントルイス連銀のブラード総裁がアトランタ連銀主催のイベントで、労働生産性や労働力人口の伸びペースが鈍いうえ、安全資産需要が強いために自然利子率が低水準にとどまっているとの見方を示した。目先、情勢の変化も見込めないとコメント。金利をこれ以上引き上げる必要はないとの見方を示した。
クリーブランド連銀総裁は2018年、セントルイス連銀総裁は2019年にそれぞれFOMCのメンバーを務める予定となっている。
Posted by 直 5/8/17 - 14:52



