2017年09月13日(水)
IEA、4-6月期の世界石油需要見通しを大幅に引き上げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2017年4-6月期の世界石油需要の伸びを前年比で230万バレルと推定、従来の160万バレルから大幅に引き上げた。欧米を中心にOECD諸国の需要が予想以上に強かったことが背景にある。7-9月期については、ハリケーン「ハービー」と「イルマ」の影響によって、米国の需要が鈍化するとの見通しを示した。
8月の世界石油生産は日量9,770万バレルと前月から72.0万バレル、4ヶ月ぶりに減少した。非OPEC産油国の予定外の生産停止やメンテナンスが主な要因となっている。前年比では、120万バレルの増加となる。OPECの減産に協力している非OPEC10ヶ国の減産遵守率は向上、初めて100%に達した。
OPECの8月石油生産は日量3,267万バレルと今年最高を記録した前月から21.0万バレル、5ヶ月ぶりに減少した。国内情勢が再び悪化したリビアの生産減少が主な要因となっている。減産の遵守率は82%と、前月の75%から改善、年初からの遵守率は86%となっている。
OECD諸国の在庫は7月末時点で30億1,600万バレルと、季節的な増加傾向に反して前月から横ばいとなった。過去5年平均は1億9,000万バレル上回っているが、前月からは過剰幅が縮小した。石油製品の在庫は5年平均を3,500万バレル上回るだけの水準まで低下、ハリケーン「ハービー」の影響が背景にある。
製油所稼動は、ハリケーンの影響によって7-9月期の見通しが前月から70万バレル下方修正された。10-12月期には日量8,090万バレルと、記録的な水準まで回復すると見られている。
Posted by 松 9/13/17 - 08:28



