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2017年12月14日(木)

IEA、世界石油需要の伸びを前月から据え置き
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2017年の世界石油需要の伸びを150万バレルと推定、前月から据え置きとした。2018年は130万バレル増加するとの見通しで、こちらも前月から修正なしとなる。ナイジェリアとドイツ、イラクのデータ修正に伴い、需要そのものは前月から20万バレルの引き上げとなった。

11月の世界石油生産は日量9,780万バレルと、前月から20万バレル増加、今年最高を記録した。米国の生産が回復基調を取り戻してきたことが背景にある。ロシアや中東のOPEC諸国が過去最高水準の生産を行っていた前年同月からは、110万バレルの減少となる。非OPEC産油国の生産増が背景にある。前年同月比では47万バレルの減少、OPECの減産が主の要因となっている。非OPECの生産は2017年に前年から60万バレル増加、2018年には160万バレル増加すると予想されている。

OPECの11月石油生産は日量3,236万バレルと前月から4ヶ月連続で減少、前年同月比では130万バレルの減少となる。サウジやアンゴラ、ベネズエラの減少が背景にある。減産遵守率は11月単月で115%と今回の減産局面で最高を記録、年初来でも91%まで上がってきた。

OECD諸国の在庫は10月末時点で29億4,000万バレルと前月から4,030万バレル減少、2015年7月以来の低水準となった。過去5年平均は1億1,100万バレル上回っている。このほか中国の原油在庫が、今年に入って初めて取り崩しになったと見られている。速報データによると、11月には増減がまちまちとなっている。

製油所稼動は、7-9月期に日量8,120万バレルと、ハリケーン「バービー」による閉鎖を含めても過去最高を記録した。10-12月期には定期点検が進む中で稼動は低下すると予想されている。精製マージンは11月に1バレルあたりおよそ1ドル低下した。

2018年の世界需給に関しては、前半には日量20万バレル程度の供給過剰に陥る一方、年後半には再び供給不足に転じるとの見方を示した。2018年全体では、ほぼ需給のバランスが取れた年になるという。今後数ヶ月の間に多くの変化が生じる可能性を指摘しながらも、在庫取り崩しは、2017年に見られたような日量50万バレルという速いペースにはならないとした。

Posted by 松    12/14/17 - 04:35 

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