2018年05月25日(金)
FX:ユーロ安、地政学リスクやイタリアのユーロ離脱懸念で売り
[場況]
ドル/円:109.36、ユーロ/ドル:1.1645、ユーロ/円:127.39 (NY17:00)
為替はユーロ安が進行。米朝首脳会談がキャンセルとなり、地政学リスクが改めて高まったのに加え、イタリアの政治的な混乱やユーロ離脱リスクも材料視される中でユーロ売りが膨らんだ。ドル/円は東京朝に109円台後半まで買い進まれたものの、その後はジリジリと売りに押し戻される展開。ロンドンに入ると109円台前半から半ばのレンジまで値を下げての推移となった。NYに入ると109円割れを意識する水準まで下げ幅を拡大したが、押し目では買い意欲も強く、109円台半ばまで値を回復。午後からは同水準で底堅い展開となった。
ユーロ/ドルは東京では1.17ドルをやや上回ったあたりで上値の重い展開、午後には1.17ドルを割り込んだ。ロンドンに入ると一旦は1.17ドル台前半まで買い戻しが集まったものの、NY 早朝からは改めて売りに押される展開、1.16ドル台半ばまで一気に値を崩した。中盤以降は売りも一服となったが、押し目で買いを入れる向きもなく、1.16ドル台なかばから後半のレンジでのもみ合いとなった。ユーロ/円は東京では128円台前半でもみ合う展開、午後には売りが膨らみ、127円台後半まで値を下げた。ロンドンでは一旦128円台半ばまで買い戻されたものの、早々に息切れ。その後改めて売り圧力が強まり、NYでは127円台前半まで値を崩した。
Posted by 松 5/25/18 - 17:35