2018年07月10日(火)
FX:ドル高、米中貿易戦争への楽観的な見方から買い集まる
[場況]
ドル/円:110.99、ユーロ/ドル:1.1744、ユーロ/円:130.34 (NY17:00)
為替はドル高が進行。米中の貿易戦争の影響が限定的なものにとどまるという、楽観的な見方が強まる中、米株の上昇につれてドルに投機的な買いが集まった。ドル/円は東京から買いが先行、111円台を回復しての推移となった。午後にはやや売りに押される場面も見られたものの、ロンドンに入ると改めて買いが加速、111円台前半まで一気に上げ幅を拡大した。NYに入ってからは動きも鈍り、同水準で細かい上下を繰り返す展開。遅くにはは米国が新たな対中制裁関税リストを発表するとの観測記事が出たことを嫌気、111円を割り込むまで売りに押し戻された。
ユーロ/ドルは東京では1.17ドル台半ばで、やや上値の重い展開。ロンドンに入ると売り圧力が強まり、1.17ドルを割り込むまで一気に値を下げた。NYに入ると一転して買い意欲が強まり、昼過ぎには1.17ドル台半ばまで値を回復。その後は買いも一服となったが、高値水準をしっかりと維持しての推移が続いた。ユーロ/円は東京では130円台半ばの水準での小動き。ロンドンに入ると売りが優勢となり、130円台前半まで値を下げた。NYに入ると流れが一転、株価の上昇につれて130円台後半まで一気に値を回復。遅くには米中の貿易戦争に対する懸念からまとまった売りが出て、130円台前半まで値を崩した。
Posted by 松 7/10/18 - 17:37