2019年01月18日(金)
IEA、2018年と2019年の世界石油需要見通しを据え置き
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2018年度の世界石油需要の伸びを前年比で日量130万バレル、2019年度を日量140万バレルと推定、共に前月から据え置きとした。2018年の価格上昇による需要への影響が後退、景気減速の影響と相殺されるとした。2019年度は新興国の需要の伸びが全体を主導、前年に日量87.5万バレルだったのが、115.0万バレルまで伸びが拡大するとした。このうち中国とインドの伸びが、全体の62%を占めるという。OECD諸国の需要は2018年の日量39.0万バレルから、2019年には28.0万バレルに伸び悩む見通し。このうち米国の伸びが82%を占めるという。
12月の世界石油生産は日量1億60万バレルと、前月から95万バレル減少した。OPECの生産が先の総会で合意された減産が始まるのに先立って、減少したのが背景にある。前年比では280万バレルの増加となる。非OPEC諸国の生産は、2018年が前年比で日量260万バレルの増加、2019年は160万バレルに伸びが鈍る見通しとなった、
OPECの12月の生産量は日量3,239万バレルと、前月から59万バレル減少した。サウジの生産が過去最高を記録した前月から減少、イランとリビアの生産も前月に続いて減少した。1月からは先のOPEC総会での合意に基づき、更なる生産減少が予想されている。
OECD諸国の在庫は11月末時点で28億5,700万バレルと、前月から250万バレル減少した。在庫は2018年を通じて6,000万バレルという狭いレンジ内での増減を繰り返し、年末時点では前年から1,200万バレル、0.4%上回る水準になると予想されている。
製油所稼動は、12月に日量8,420万バレルと、過去最高に到達したと予想されており、原油価格の下落にも関わらず、精製マージンが低下する一因となった。精製システムは今年度に日量260万バレルの増加が見込まれており、年間では1970年度以来の大幅な増加になるという。
Posted by 松 1/18/19 - 04:28



