2020年03月05日(木)
19/20年世界穀物生産推定やや上方修正、前年比2.3%増・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は6日付のレポートで、世界の2019/20年度穀物生産推定を27億1940万トンと、2月の前回報告での27億1470万トンからやや引き上げた。前年から2.3%増加、過去最高を更新する見通しに変わらない。
コーンを含めて雑穀の生産を14億3910万トンから14億4410万トンに上方修正した。アフリカ西部諸国やウクライナの公式データでイールドが当初予想だったのを反映させたという。前年との比較で2.4%増加。一方、小麦は7億6310万トンとみており、30万トン引き下げた。前年比にすると4.2%の増加。
2019/20年度の穀物消費予想は27億1380万トンから27億2100万トンに引き上げた。前年から1.2%増加し、過去最高更新の見方を維持した。小麦消費を7億5900万トンから7億6150万トンに上方修正、前年からは1.6%増加する。主にインドとカナダの伸びが、全体を押し上げるとの見方を示した。雑穀は14億4510万トンで、前回報告時の14億3910万トンから引き上げた。前年に比べると、飼料用の拡大を反映して1.1%の増加になる。
穀物の貿易は4億2020万トンの見通しで据え置いた。前年から2.3%増加。期末在庫は8億6330万トンから8億6570万トンに上方修正、前年は0.8%下回る。
FAOはこのほか2020年の世界小麦生産を暫定的に7億6300万トンと見通していることを明らかにした。前年からほぼ変わらず、欧州連合(EU)とウクライナ、米国で減少予想だが、オーストラリア、カナダ、インド、ロシアの増加で補うのを見込むという。2020年雑穀に関すると、アルゼンチンで作付が平均を上回り、イールド改善の見通しであることから、生産が2019年の過去最高に近い水準になると予想。ブラジルのコーン見通しは1億トン前後となっており、イールドは乾燥の影響から低下見通しだが、増反が生産に寄与するという。
Posted by 直 3/5/20 - 12:11



