2023年08月03日(木)
23/24年EU穀物生産見通し、天候要因から下方修正・USDAアタシェ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、欧州連合(EU)の2023/24年度穀物生産見通しは2億7087万トンと、従来の2億8472万6000トンから下方修正となった。地域によって猛暑に見舞われる一方、気温が平均以下になり、また干ばつ、あるいは多雨が続いていることを指摘し、下方修正につながったといいう。それでも、干ばつ絡みの不作に終わった前年に比べると1.4%と小幅にも増加の見通しである。作付面積が5139万5000ヘクタールから5038万5000ヘクタールに引き下げられ、前年から1.1%減少予想にシフトとなった。
2023/24年度小麦生産が1億3460万トンとみられ、従来の1億3780万トンから下方修正となった。前年比0.3%増加。主要生産国のフランスやドイツ、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリーで平均的なイールド予想となっており、前年の落ち込みから回復となる。ただ、ルーマニアの作付時、またフランスで生育期間に入って雨不足となり、イールド見通しが引き下げられていることも認識した。このほか、スペインの干ばつとポーランドで春の終わりに乾燥が広がったことで、両国のイールドダウンが予想されているという。
コーン生産が6440万トンから6000万トンに下方修正、前年と比べて14.8%増加の見通しとなった。スペインとフランス、ルーマニア、ハンガリー、ポーランド、ブルガリア、オーストリア、イタリアの作付見通しが下方修正。イールドの引き下げも生産の下方修正につながったという。このほか、気温低下や多雨で作付や発芽が遅れた地域もあることを指摘した。
2023/24年度の穀物輸出は4536万トンの見通しで、従来の4744万6000トンから引き下げとなった。生産が当初予想を下回るためで、前年に比べると0.4%減少予想に転換。小麦だけで3540万トンから3480万トンに下方修正。、ただ、前年からは0.3%と小幅増加の見通しにとどまった。穀物消費は2億6321万6000トンから2億6019万5000トンに引き下げられ、前年を0.1%下回る見通しとなった。期末在庫が2783万3000トンの予想で、3131万7000トから下方修正。前年に比べると10.0%落ち込み、従来の増加予想からシフトとなった。
Posted by 直 8/3/23 - 08:21



