2023年08月11日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から小幅上方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億220万バレルと、前年から220万バレル増加するとの見通しを示した。前月から10万バレルの上方修正、過去最高を更新する。夏場の航空需要の増加や発電需要の増加に加え、中国の石油化学セクターの成長が背景にある。中国の重要増加は、世界全体の70%を占めると見られている。一方2024年度の需要の伸びは、日量100万バレルにまで鈍化するとした。
世界石油生産は、7月に91万バレル減少、日量1億90万バレルとなった。サウジの減産が背景にあり、OPECプラスの生産は日量5,070万バレルと、120万バレル減少する。一方非OPECプラスの生産は31万バレル増加、日量5,020万バレルとなった。2023年の世界生産は日量1億150万バレルと前年から150万バレル増加、過去最高を更新する。非OPECプラスの生産は130万バレル増加、そのうち米国は190万バレル増加する。OPECプラスの生産は16万バレルの小幅増にとどまる見込み。
製油所稼働は8月に日量8,390万バレルとこの夏のピークに達したと見られている。5月から240万バレル増加、前年同月を260万バレル上回る水準にある。石油製品の生産増加によっても需給逼迫は解消されず、ガソリンと中間留分のクラックスプレッドは過去最高水準にまで上昇。高硫黄燃料油のクラックが高止まりしていることも下支えとなる中、精製マージンは7月に2022年の水準を上回るに至った。
世界の石油在庫は、6月に前月から1,730万バレルの減少となった。非OECD諸国と洋上在庫はほぼ横ばい、OECD諸国の在庫は27億8,700万バレルと、季節的な取り崩しによって1,470万バレル減少した。過去五年平均を1億1,540万バレル下回っている。速報データによると、OECD諸国の在庫は7月に一段の在庫取り崩しとなった模様。
Posted by 松 8/11/23 - 08:17



