2016年12月05日(月)
16/17年豪州小麦生産見通し、過去最高に上方修正・ABARES
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は6日付け四半期ごとのクロップレポートで、2016/17年度の国内小麦生産が3264万3000トンになるとの見通しを示した。9月時点での2807万9000トンから引き上げ、3月に初回予測を発表して3回連続の上方修正。前年比にして34.93%の増加で、過去最高を更新する見方になったという。作付は1291万8000ヘクタールから1295万7000ヘクタールに上方修正し、前年から1.3%増加する。ほとんどの生産地で好天気に恵まれたのが修正の理由という。
州別の生産で、ニューサウスウェールズを795万トンから1050万トン、サウスオーストラリアは500万トンから620万トンにそれぞれ引き上げた。前年比で40.0%、41.7%の増加である。また、ビクトリアは460万トンと見ており、これも従来の325万トンから上方修正。前年の2.2倍に膨らむ見方になった。クイーンズランド州の生産は134万5000トンから177万6000トンに引き上げ、前回報告時での下方修正よりも大きな上方修正となった。この結果、従来の前年割れの見方が26.9%増加にシフトである。いずれの州では、9月の生育で重要な時期の中、平均以上の降雨により土壌水分も十分担ったのが寄与したという。
一方、ウエスタンオーストラリアは953万3000トンで、1050万トンから引き下げた。通常は国内最大の生産規模である州であるのが、下方修正により2016/17年度はニューサウスウェールズ州に次いで2番目になる。前年は8.3%上回る。ウエスタンオーストラリアの一部生産地の降霜被害を指摘した。
Posted by 直 12/5/16 - 08:47



