2017年06月28日(水)
EUエタノール燃料生産、加盟国の需要背景に増加見通し
[エタノール]
米農務省(USDA)アタシェによると、欧州連合(EU)のエタノール燃料生産が加盟国の需要を背景にやや増加する見通しとなった。2017年の生産が53億4000万リットルで、前年から3.4%増加。2018年には53億8000万リットルに一段と増加の見通しである。2020年までの輸送燃料の比率目標達成に向けて加盟国の需要が増えており、また生産能力の未活用分消費が背景にあるという。
最も生産規模の大きいフランスは2017年と2018年揃って10億4000万リットルの見通しで、2016年から据え置きになる。ベルギーとオーストリアも横ばい予想。一方、英国が2017年に23.5%増えて8億1500万リットルになり、2018年には8億8500万リットルに一段の増加とみられている。ドイツは2016年の推定9億3500万リットルから2017年に9億5000万リットルに増加し、2018年には前年と同水準の見通し。一方、スペインでは、資本不足の影響で2016年に前年から33.6%落ち込んで3億2800万リットルにとどまり、2017年に2億1800万リットルにさらに減少が予想されている。ただ、2018年には前年比横ばいの見通しでもある。ルーマニアもまた資金繰りを巡る問題から、2017年と2018年に国内唯一の工場で1億2500万リットルの生産能力の5%しか稼働しない見通しである。
EUのエタノール生産において、砂糖ビートの消費が2017年に978万7000トンと、前年から11.0%増加の見通しである。4年ぶりの前年比プラスになるが、2018年に971万7000トンと小幅にも再び減少の見通し。コーンは2017年に前年比4.5%増の567万9000トン、2018年に578万9000トンに増加とみられる。小麦は2016年の推定399万8000トンに対し、2017年に385万5000トン、2018年に387万4000トンとなる見通し。
Posted by 直 6/28/17 - 09:38



