2017年08月11日(金)
2017年の世界石油需要は前年から150万バレル増加、IEA月報
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2017年度の世界石油需要を日量9,760万バレルと前年比で150万バレル増加するとの見通しを示した。2015年の新興国のデータ修正により、2015年から2018年までの需要見通しは平均で33万バレル下方修正されたが、2017年の前年からの伸びに関しては、10万バレルの引き上げとなった。2018年は日量9,900万バレルと前年から140万バレル増加、2018年10-12月期には日量1億10万バレルに達するという。
7月の世界石油生産は前月から52.0万バレル、3ヶ月連続で増加、前年同月を50万バレル上回るという見通しとなった。非OPEC産油国の生産は2017年に前年から70万バレル増加、2018年には140万バレル増加する見通し。このうち米国の生産は2017年が60万バレル、2018年が100万バレルの増加となる。OPECの減産に協力している非OPEC10ヶ国の減産遵守率は67%と、前月から改善した。
OPECの7月石油生産は日量3,284万バレルと前月から23.0万バレル増加、2017年の最高を更新した。リビアの生産が大幅に増加、全体を主導した。サウジの生産が増加したほか、減産を免除されているリビアとナイジェリアも増加基調を維持している。減産の遵守率は75%と、今年に入って最低を更新、一方年初からの遵守率は87%となっている。
OECD諸国の在庫は6月末時点で30億2,100万バレルと、前月から1,930万バレル減少、製油所稼働率の上昇や石油製品の輸出増が取り崩しの背景にあるが、過去5年平均は2億1,900万バレル上回っている。4-6月期には世界の在庫は日量で50万バレル減少、このうちOECD諸国の取り崩しは日量20万バレルとなる。速報データによると、7月も減少傾向が継続、中でも米国の取り崩しはこの3年で最大になると見られている。
製油所稼動は、8月に日量8,140万バレルと、今年の最高を記録すると見られている。7-9月期には日量8,140万バレルと、前期比で90万バレル増加する見通しとなっている。稼動は8月にピークをつけたあと、9月と10月には季節的な減少傾向が強まり、11月には再び増加に転じるという。
Posted by 松 8/11/17 - 07:11



