2017年10月12日(木)
IEA、2017年度の世界石油需要の伸びを前月から据え置き
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2017年7-9月期の世界石油需要の伸びが前年比で120万バレルと、4-6月期に220万バレルの伸びとなったのからスローダウンするとの見通しを示した。米南部を直撃したハリケーンの影響が主な要因となっている。2017年度の需要の伸びは日量160万バレル、2018年度は140万バレルと、これまでから据え置きとなった。
9月の世界石油生産は日量9,750万バレルと前月から9万バレル増加した。非OPEC産油国の生産増が背景にある。前年同月比では、62万バレルの増加となる。非OPECの生産は2017年に前年比で70万バレル増加、2018年には150万バレル増加する。
OPECの9月石油生産は日量3,265万バレルと前月から横ばい。リビアとイラクの生産が増加した一方、ベネズエラの生産が落ち込んだ。前年比では、40万バレルの減少となる。年初からの減産遵守率は86%となっている。
OECD諸国の在庫は8月末時点で前月から1,420万バレルの取り崩しとなった。過去5年平均を1億7,000万バレル上回る水準で、前月から過剰幅が縮小した。世界在庫は7-9月期に減少、中国の在庫は積み増しとなったが、洋上在庫の取り崩しやOECD諸国の減少がそれを上回った。
製油所稼動は、10-12月期に日量8,090万バレルと、前年同期比で小幅増加する見通しとなった。来年1月には12月から40万バレル減少するが、前年比では120万バレル増加するとの見通しとなっている。
2017年度の世界市場は、原油が日量10万バレル、石油製品が20万バレルの供給不足となり、在庫の取り崩しが進むとの見通しとなった。2018年度も概ね需給バランスが取れるとの見方だが、1-3月期には日量80万バレルのペースで在庫の積み増しが進むとした。
Posted by 松 10/12/17 - 07:44



