2008年07月03日(木)
物価上昇は当初の予想よりも長期間続く、ECB総裁会見
[金融・経済]
ECBのトリシエ総裁は3日に開いた理事会後の定例会見で、利上げは物価上昇による二次的影響を抑制することと、中期的な物価安定に対する上方リスクを事前に予防することが目的とし、消費者物価は昨年秋からかなりのペースで上昇を続けていると、インフレに対する警戒感を改めて示した。
物価は今後も安定的とされる水準を大きく上回と予想され、その期間は当初の見通しよりも長引くとしている。また、マネーと信用の旺盛な伸びや、最近の金融不安の中でも銀行ローンの供給に抑制が見られないことも、中長期的な物価上昇リスクをもたらしているとしている。
GDPの伸びは2008年半ばに掛けて減速すると予想されているが、こうした状況においてもECBの第一の目的は中期的な物価の安定であり、持続的な経済成長と雇用の伸びをもたらす購買力をもたらすと分析している。今回の利上げがこうした目的達成につながるとした上で、今後も全ての動向について注意深く見守っていく意向を示した。
ECBは理事会で13ヶ月ぶりに政策金利を25bp引き上げ年4.25%としていた。
Posted by 松 7/3/08 - 10:42



