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2018年08月10日(金)

世界石油需要見通し据え置き、通商問題や価格上昇がリスク・IEA
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、2018年度の世界石油需要の伸びを前年比で日量140万バレルと推定、前月から据え置きとした。1-3月期に力強い伸びが見られたものの、4-6月期と7-9月期には大幅にスローダウン、日量100万バレル程度に抑制されるとの見通し。10-12月期には日量1億20万バレル程度まで回復するという。2019年度の需要は前年比で150万バレルの増加が予想されているが、足元の通商問題や供給不足による価格上昇が、需要の下押しリスクになる可能性があるとした。

7月の世界石油生産は日量9,940万バレルと、前月から30万バレル増加した。前年比では、110万バレルの増加となる。6月の総会での合意を受け、OPECの減産遵守率が低下したことが増加の背景にある。2018年度の非OPEC産油国の生産は、前年比で200万バレル増加、2019年には185万バレルの増加になると予想される。OPECの7月の生産量は日量3,218万バレルと、前月からほぼ横ばいとなった。サウジの生産が予想外の減少となり、UAEやクウェート、ナイジェリアの生産増加分と相殺された。

OECD諸国の在庫は6月末時点で28億2,300万バレルと、前月から720万バレル減少した。過去5年平均は、3200万バレル下回る水準にある。在庫3月末時点にくらべて660万バレル増、2017年1-3月期以来で四半期ベースでの積み増しが見られた。

製油所稼動は、2018年度後半には前半より日量200万バレル増加するとの見通し。夏場の需要の高止まりにより、石油製品在庫は取り崩しが減少、10-12月期に入って増加に転じるという。今後の見通しは、イランからの供給動向やそれに伴う原油価格や精製マージンの変化に、大きく影響されるとした。

Posted by 松    8/10/18 - 09:11 

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