2019年10月11日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から10万バレル引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2019年の世界需要の伸びを日量100万バレルと推定、前月から10万バレル引き下げた。2020年の伸びは120万バレルと、10万バレルの引き下げとなった。需要は7月に前年比で80万バレル、8月は140万バレルの増加と年前半の低迷から回復、2019年後半には160万バレルの伸びになると予想されているが、通年での見通しは引き下げられた。世界のGDP見通しの引き下げが背景にある。
9月の世界石油生産は日量9,930万バレルと、前月から150万バレル減少した。石油施設への攻撃を受けたサウジの生産減少が主な要因。生産の回復が速やかに進み、他のOPEC産油国からの供給が安定している中でも、10-12月期に在庫の取り崩しが進む可能性は高いと見られている。2020年の非OPEC産油国の生産は、米国やブラジル、ノルウェーなどの生産増によって、前年比で220バレル増加、従来の180万バレルから引き上げられた。これに伴い、OPECへの石油需要(Call on OPEC)は2020年に日量2,900万バレルまで減少する。
7-9月期の製油所稼動は前年比で50万バレルの減少、低調な流れが続いている。これに伴い、2019年通年の伸びは日量15万バレルにまで引き下げ、過去10年で最低の伸びとなった。2020年には回復に向かい、日量120万バレルの増加が予想されている。
OECD諸国の在庫は、8月末時点で29億7,400万バレルと2,080万バレル増加、過去5年平均を4,310万バレル上回る水準にある。消費の61.6日をカバー、前月から0.6日分増加したが、平年は0.6日分下回っている。速報データによると、9月には2,170万バレルの取り崩しになるという。洋上在庫は9月に7,010万バレルと、前月から180万バレル増加した。イランが補完に利用しているタンカーの数は、前月から横ばいという。
Posted by 松 10/11/19 - 07:41



