2010年08月02日(月)
米景気緩やかな回復も足かせある・FRB議長
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は2日の講演で、景気が緩やかに伸び続けていると述べながらも、回復に足かせがあることを認識した。雇用や住宅差し押さえ、貯蓄の喪失など消費者が抱える問題にも言及。
講演は南部州政府の年次会合におけるものであり、このため、州政府が直面する経済的な問題を取り上げた。景気改善でも州政府の財政難は当面続くとコメント。しかも長期的には連邦政府同様に高齢化や医療コストの増加な度への対策が強いられると述べ、州政府は緊急時の基金枠を拡大するべきだとした。一方で、全面的な歳出削減は見送るようにと勧告している。
米経済全般に関すると、住宅市場が振るわないままであり、空き家や差し押さえによる価格、新たな住宅建設への影響を取り上げた。一方で、ファンダメンタルズや融資が限定的なことからオフィスやホテル、ショッピングセンターといった商業不動産でも投資が抑えられていると指摘。労働市場の不振についても改めて繰り返し、2008年と2009年に失った850万人近い雇用を取りもどすには長い時間がかかるとの見解を述べた。さらに、金融システムは最悪期から著しく立ち直ったとしながら、大量の不良資産が残っており、融資も厳しいままだとコメント。当局は中小企業を含めて融資拡大を促進していることも強調した。
Posted by 直 8/2/10 - 11:47



