2010年08月04日(水)
FAO、2010年世界小麦生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は4日、2010年の世界小麦生産見通し引き下げを発表した。最新予測は6億5100万トンで、従来見越していた6億7600万トンから3.7%削減。最近の悪天候による影響を理由にしている。とりわけ、ロシアの干ばつ被害、またオーストラリアやカナダも下方修正の要因とし、当面、情勢の監視を続けるともいう。
FAOは、特に主要輸出国による供給不安、さらに国際価格が上昇していることから2007/08年度の食糧危機を繰り返す可能性を危惧する向きがあることに認識を示した。しかし、当時に比べて現時点で需給は遙かに安定しているという。2年連続の記録的な豊作によって世界在庫は潤沢であり、目先の供給不足をおぎなうのに十分とコメント。最悪シナリオを警戒するの適切でないとの見方である。反面、ロシアの干ばつが長期化した場合には冬の作付にも影響を及ぼし、2011/12年度の世界供給が不透明になり得るとのシナリオも挙げた。
Posted by 直 8/4/10 - 13:05



