2010年08月11日(水)
6月貿易収支は498.9億ドルの赤字、予想以上に拡大
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 10年6月 | 前月比 | 10年5月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲49894 | ↑ 18.84% | ▲41984 | ▲42500 | |
| >モノ(Goods) | ▲62032 | ↑ 14.16% | ▲54337 | ||
| >サービス | 12138 | ↓1.74% | 12353 | ||
| 輸出 (モノ+サービス) | 150451 | ↓1.30% | 152440 | ||
| 輸入 (モノ+サービス) | 200345 | ↑ 3.05% | 194424 |
米商務省が発表した6月の貿易収支は498億9500万ドルの赤字だった。2008年10月以来の大幅赤字で、市場予想も上回る。前月からは18.84%増加し、これで3ヶ月連続増加となったうえ、伸び率は昨年7月以来の高水準だ。5月の赤字幅は速報の422億6600万ドルから419億8400万ドルに改定。年初からあわせて2474億5500 万ドルの赤字で、これは前年同期から44.81%増になる。
6月の輸入が3.05%増加した。2ヶ月続けて前月比プラスとなり、また6月は昨年12月以来の大幅増である。モノだけで3.32%増え、医薬品、テレビ、家具、家電など一般消費財が7.75%とカテゴリー別で最も高い伸びだった。次いで自動車関連の6.60%増。ただ、前月の1割を超える伸びからはスローダウンした。資本財は1.22%、5ヶ月連続アップだが、これも前月より増加ペースが鈍い。食品・飼料・飲料が0.44%増加。
モノの輸入で工業品だけが減少となった。2ヶ月続けてダウンだが、0.37%と前月より小幅マイナスでもある。工業品では燃料油や化学品、石油製品などが特に減り、原油輸入も落ちた。もっとも、季節調整前だと4.89%増え、5月に3ヶ月ぶりの増加だったのからプラス転換である。単位価格が2ヶ月連続で下がりながら、買い付け規模は日量1039万8000バレルとなって前月を15.11%上回った。
サービス輸入は1.70%増加した。5月の伸び率が下方修正となったため、6月は2月以来の大幅プラスになる。
輸出が前月比1.30%減少に転じた。モノが2.17%減り、昨年4月以来の大きな落ち込み。食品・飼料・飲料が3.94%のマイナスで、資本財と工業品はそれぞれ3.75%、3.07%前月から落ちた。一方、自動車関連は13ヶ月連続増加となった。しかも、6月は2.48%と今年最高の伸びである。一般消費財は0.91%増え、前月から伸び悩み。サービス輸出は0.76%増加し、前月に比べて低い伸びだった。
6月の物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比17.71%増の541億3600万ドルだった。石油関連が4.96%増え、非石油は22.61%増加である。
国別で赤字最大の対中国が261億5200万ドルとなった。前月の222億8400万ドルから拡大。中国に次いで2番目に赤字幅の大きい対メキシコでも62億800万ドルと一ヶ月前の61億5200万ドルをやや上回る。日本とのギャップは前月の36億900万ドルから52億4700万ドルに膨らんだ。対カナダや石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字幅も前月以上である。
Posted by 松 8/11/10 - 08:37



