2016年10月11日(火)
IEA、世界需要見通しを前月に続いて小幅ながら引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2016年度の世界石油需要の伸びが、前年比で約120万バレルになると推定、前月煮130万バレルとしていたのから更に引き下げた。2017年度は、伸びのペースが更に鈍化するとしている。2016年7-9月期の需要の伸びは、ここ4年間で最低となる見通し、前年同期に5年来の高い伸びとなったのから大幅に落ち込むことになる。OECD諸国や中国の減速が背景にある。
9月の世界石油生産は、日量9,720万バレルと前月から60万バレルの増加となった。ロシアやカザフスタンなどの増産により、非OPEC産油国の生産は50万バレル増加、OPECの生産も過去最高を更新した。前年比では、20万バレルの増加となる。非OPECの生産は、2016年度には前年から90万バレル減少する見通しだが、2017年度には40万バレル増加するという。
OPECの9月石油生産は日量3,364万バレルと、前月から16万バレル増加した。イラクの生産は過去最高を更新、リビアも輸出港の稼動再開を受けて生産が増えた。前年比では90万バレルの増加、主に湾岸諸国の生産増が背景となっている。
OECD諸国の在庫は8月末時点で30億9,200万バレルと前月から1,000万バレル、3月以来で取り崩しに転じた。原油在庫が、季節的な減少以上に大きく取り崩しが進んだことが背景にあり、速報データでは9月も米国や日本で在庫の減少が続いているという。
製油所稼動は、メンテナンスによる季節的な傾向に従って、10-12月期には日量110万バレル減少すると予想される。前年比では、7万バレルの増加になるという。2016年度の稼動は前年比で22万バレルと、10年来で最低の伸びにとどまる見としだ。
IEAは需要の伸び悩みなどによって、世界市場が来年前半まで供給過剰が続くとの見通しを維持したが、OPECが先に合意した減産を遵守するのなら、需給のバランスが取れるのはやや早くなることもあり得るとした。
Posted by 松 10/11/16 - 08:11



