2018年10月11日(木)
USDA需給:小麦とコーン国内在庫は予想下回る、大豆は予想以上
[穀物・大豆]
USDA需給報告
出所:米農務省、NY12:00発表、単位:100万ブッシェル、イールドはブッシェル/エーカー
小麦 | 18/19年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 17/18年 | 修正 |
>イールド | 47.6 | ↑ 0.2 | ↑ 2.81% | - | 46.3 | →0.0 |
>生産 | 1884 | ↑ 7 | ↑ 8.28% | - | 1740 | ↓ 1 |
期末在庫 | 956 | ↑ 21 | ↓13.01% | 1027 | 1099 | ↓ 1 |
コーン | 18/19年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 17/18年 | 修正 |
>イールド | 180.7 | ↓ 0.6 | ↑ 2.32% | 181.8 | 176.6 | →0.0 |
>生産 | 14778 | ↓ 49 | ↑ 1.19% | 14851 | 14604 | →0 |
期末在庫 | 1813 | ↑ 39 | ↓15.28% | 1932 | 2140 | ↑ 138 |
大豆 | 18/19年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 17/18年 | 修正 |
>イールド | 53.1 | ↑ 0.3 | ↑ 7.71% | 53.4 | 49.3 | ↑ 0.2 |
>生産 | 4690 | ↓ 3 | ↑ 6.33% | 4733 | 4411 | ↑ 19 |
期末在庫 | 885 | ↑ 40 | ↑ 102.05% | 860 | 438 | ↑ 43 |
米農務省(USDA)は11日に発表した需給報告で、18/19年度の小麦生産見通しを前年比8.28%増の18億8,400万ブッシェルとした。9月末に発表されたスモールグレイン・サマリーでの年次推定に基づき、前月の需給報告からは700万ブッシェルの引き上げとなった。他の項目では飼料および残余が1,000万ブッシェルの引き下げとなったのが目立ったほかは、小幅な驟雨性にとどまった。期末在庫は9億5,600万ブッシェルと、2,100万ブッシェルの上方修正、市場予想は下回った。17/18年度の期末在庫は、100万ブッシェルの小幅引き下げとなった。
18/19年度のコーン生産は147億7,800万ブッシェルと、前月から4,700万ブッシェルの引き下げとなった。前年からも1.19%の増加となるが、市場では引き上げを予想していた。イールドを1エーカー180.7ブッシェルと、0.6ブッシェル引き下げたのが背景にある。消費は飼料および残余が2,500万ブッシェルの引き下げ、輸出は7,500万ブッシェルの上方修正。期末在庫は18億1,300万ブッシェルと、3,900万ブッシェルの引き上げとなった。市場予想は下回った。17/18年度の期末在庫は、先の四半期在庫が予想を上回ったことから、1億3,800万ブッシェルの引き上げとなった。
18/19年度の大豆生産は46億9,000万ブッシェルと、前月から300万ブッシェルの引き下げとなった。前年比では6.33%の増加、市場予想は下回った。イールドは1エーカー53.1ブッシェルと、0.3ブッシェルの引き上げとなったが、収穫面積の引き下げが影響した。消費面での修正はなし、期末在庫は8億8,500万ブッシェルと4,000万ブッシェルの上方修正、市場予想も上回った。17/18年度の期末在庫は、先の四半期在庫が予想上回ったことの修正で、4,300万ブッシェル引き上げられた。
Posted by 松 10/11/18 - 12:20