2018年10月29日(月)
18/19年インド砂糖生産見通し下方修正、前年も下回る・ISMA
[砂糖]
インド製糖所協会(ISMA)は29日、国内の2018/19年度(10-9月)砂糖生産見通しを3200万トンと、7月に発表した暫定予測の3500万-3550万トンから引き下げた。下方修正により、前年の推定3225万トンも僅かながら下回る。ウッタルプラデシュ州とマハラシュトラ州、カルナタカ州の3大生産地を複数の要因から下方修正したことから、全体を押し下げる格好になったという。
最大のウッタルプラデシュ州の生産見通しを1300万-1350万トンから1210万トンに引き下げた。前年の1204万5000トンとほぼ変わらず。砂糖きびの作付は前年から100-150万ヘクタール増加とみているが、複数の地域で9月の降雨が生育に影響し、また、浸水被害などもあったことを指摘。この結果、砂糖きびの生産が当初見通しを下回るとした。
マハラシュトラ州の生産は、7月に衛星画像が前年より25%ほどの増反を示していたことに基づいて1100万-1150万トンとみていたのを、1072万3000トンに下方修正した。イールドが約90トンの予想で、前年の108トンからダウン。ここ2-3ヶ月の砂糖きび生産地の降雨が前年同期や過去3年平均を下回り、加えて害虫被害も広がっていることが生産見通しの修正につながったという。
マハラシュトラ州南部に隣接するカルナタカ州北部も水不足や害虫問題に悩まされていることを挙げた。マハラシュトラ州に比べて被害がまだ小さいものの、砂糖の生産見通しは7月の448万トンから420万トンに引き下げたとした。
ISMAは国内の砂糖生産に関し、エタノール生産に向けての砂糖きび割り当てによっては3150万トンに下方修正もあり得ることを示した。ただ、需給の緩み解消には至らないことも認識した。2018/19年度の期初在庫が1070万トン。年間消費が2550万-2600万トンとみられ、また今年度に400万-500万トンの砂糖を輸出しても、期末在庫は1120万-1270万トンに膨らむことを指摘しした。
Posted by 直 10/29/18 - 11:16



