2022年11月04日(金)
22/23年世界穀物生産見通し、3回連続下方修正・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2022/23年度世界穀物生産見通しを27億6350万トンと、10月時点での27億6840万トンから引き下げた。3回連続の下方修正で、前年比にすると1.8%減少、4年ぶりのマイナス転落となる。小麦の下方修正が背景にあり、またコーンなど雑穀も小幅ながら引き下げ、全体の削減につながった。
小麦の生産見通しは7億8720万トンから7億8380万トンに下方修正し、9-10月連続の上方修正が一服した格好になる。米国の引き下げが主な修正要因。ただ、前年比にすると0.6%増加で、過去最高を更新する見方には変わらない。ほかの主要生産国・地域は概ね据え置いたという。
雑穀を14億6840万トンから14億6720万トンに引き下げた。前年から2.8%減少し、これも3回連続下方修正。主に米国と欧州連合(EU)のコーンの下方修正を反映している。ウクライナのコーン生産見通しは収穫面積の増加を背景に引き上げたという。l
2022/23年度の世界消費は27億7830万トンとみており、前回報告時の27億8370万トンから引き下げた。前年から0.7%、小幅ながらも20年ぶりの減少になる。前雑穀を14億9090万トンから14億8500万トンに引き下げ、前年比1.2%減少。一方、小麦は7億7420万トンから7億7500万トン、4回連続の上方修正。前年との比較で0.3%増加になり、伸び率は小さいながら3年連続アップ、従来の減少予想からシフトである。
貿易は4億6720万トンから4億6890万トンに上方修正したが、前年との比較にすると2.2%、2年連続減少になる。小麦を1億9180万トンから1億9370万トンに引き上げた一方、雑穀は2億2240万トンから2億2230万トンに下方修正。それぞれ前年比にすると1.0%、3.4%の減少になる。穀物の期末在庫は8億4780万トンの従来予想から8億4050万トンに下方修正。前年に比べて2.2%減少見通しになる。
Posted by 直 11/4/22 - 10:32



