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2010年08月27日(金)

4-6月期GDPは前期比1.61%増に下方修正
  [経済指標]

実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル

10年2Q 速報値 10年1Q 市場予想
実質国内総生産 ↑1.61% ↑2.39% ↑3.73% ↑ 1.4%
個人消費 ↑1.96% ↑1.63% ↑1.86%
国内投資 ↑24.95% ↑28.80% ↑29.08%
物価指標
>GDPデフレーター ↑1.91% ↑1.83% ↑0.97% ↑ 1.8%

米商務省が発表した4-6月期実質国内総生産(GDP)改定値は前期比1.61%増となった。速報での伸び率2.39%から下方修正。前期の3.73%増から当初見越していた以上に成長ペースが大きくスローダウンしていた格好にもなる。しかし、市場予想は上回った。

GDP下方修正の背景にあるのが貿易収支で赤字幅改定だった。速報の4259億ドルから4449億ドルに上方修正。輸出が9.16%増加し、これは従来推定の10.35%よりやや低い伸びである。一方、輸入は32.43%アップ。速報で28.83%増だったのから上方修正であり、また改定値は1984年1-3月期以来の大幅プラスになる。ものの輸入だけなら39.24%増で、これは1975年7-9月期以降最高の伸び。貿易赤字はGDPを3.37ポイント削減し、速報での2.78ポイントを上回る。

在庫投資は速報で757億ドル増加だったのに対し、改定値は632億ドル増加となった。GDPへの寄与度が1.05ポイントから0.63ポイントに縮小した。4半期連続でGDPに貢献でも、4-6月期は前期の2.64ポイントを大きく下回る。政府支出の伸び率が4.37%から4.25%に改定となった。連邦政府による支出が9.03%、州および自治レベルで1.15%それぞれ増えて、いずれも伸び率は下方修正である。住宅投資でも27.05%と速報の27.78%より小幅増加に改定となった。

一方、経済の約3分の2を占める個人消費支出伸び率が1.96%だった。速報の1.63%より高く、上方修正により前期の1.86%も上回る増加である。サービスへの支出が1.18%増で、速報値0.76%増加から改定。モノでは非耐久財のプラス幅が2.08%と速報の1.61%以上で、これはエネルギー製品が0.71%増から4.73%増に大きな改定となったことを反映している。食品と衣料品の支出では下方修正だった。耐久財が7.47%増から6.88%増に引き下げだ。自動車および部品が7.30%、家具8.79%とそれぞれ速報より低い伸びになった。

設備投資は17.61%増えた。16.98%増から上方修正。機器・ソフトウエアで24.91%と速報の21.89%を上回る伸びに改定となった。しかし、建造物への投資が0.38%増加し、これは速報段階の伸び率5.11%から下方修正だ。

物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が速報で前期比0.05%上昇だったのから、0.04%低下に改定となった。僅かながらも前期から下がったのは2009年1-3月期以来だ。エネルギーと食品を除いたコア指数伸び率が1.15%から1.05%に下方修正。5四半期ぶりの低い伸び。前年比較にすると全体の上昇率が1.94%から1.91%、コア指数は1.49%から1.47%にそれぞれ改定となった。

Posted by 松    8/27/10 - 08:51 

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