2016年09月20日(火)
16/17年度世界小麦生産見通し、7.43億トンに上方修正・ABARES
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとの商品レポートで、2016/17年度の世界小麦生産が7億4300万トンになるとの見通しを発表した。前回報告での7億3000万トンから引き上げ、3月に初回予測(7億1000万トンを発表して2回連続して上方修正である。また、一段の引き上げにより前年の7億3600万トンから1.0%増加の見方にシフトとなった。国・地域別に、米国を5650万トンから53620万トンに上方修正し、インドと黒海周辺地域も引き上げた。しかし、欧州連合(EU)の生産見通しは1億4900万トンで、従来の1億5500万トンから引き下げた。中国は300万トンの下方修正。
2016/17年度の世界小麦消費予測は7億1800万トンから7億2900万トンに引き下げた。生産同様に上方修正に伴い、前年比にして1.0%増加の見方に転じた。飼料用が前年比2.1%増の1億4900万トンで、900万トンの上方修正。食用は100万トン引き上げ手4億9000万トンとした。前年を1.2%上回る。
貿易見通しは1億5500万トンから1億6400万トンに引き上げた。ただ、2015/16年度の推定を1億5700万トンから1億6700万トンに引き上げたため、2016/17年度の前年比が引き続き減少になる。主要国・地域の輸出について、米国が2590万トンと、140万トンの上方修正。前年にして22.7%の増加である。黒海周辺国も引き上げによって前年をやや上回る見方になった。オーストラリアは1720万トンから1840万トンに上方修正。EUは3480万トンから2800万トンに引き下げ、一方、前年を3370万トンから3540万トンに引き上げたため、2016/17年度は前年比で20.9%の落ち込みになる。
期末在庫に関すると、2015/16年度の推定を2億1800万トンから2億1700万トンに引き下げ、それでも前年の2億100万トンから積み増しの見方である。また、2016/17年度には2億3100万トンにさらに膨らむと予想。100万トンの上方修正でもある。
Posted by 直 9/20/16 - 13:20



