2018年08月08日(水)
FX:円高、貿易戦争に対する懸念高まる中で安全資産の買い集まる
[場況]
ドル/円:110.97、ユーロ/ドル:1.1610、ユーロ/円:1228.81 (NY17:00)
為替は円高が進行・中国が160億ドルに上る米国製品に対する報復関税の第二弾を23日から発動する方針を発表したことや、同国の7月貿易統計が弱気の内容となったことを受け、貿易戦争に対する懸念が改めて高まる中、安全資産としての円に買いが集まった。ドル/円は東京午前では111円台前半から半ばのレンジ内での推移、中盤以降は徐々に売り圧力が強まる格好となり、ロンドン朝には110円台後半まで値を崩した。その後は売りも一服となり、111円台まで値を回復。NYに入ると改めて上値が重くなり、111円をやや割り込んだあたりでのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京から買いが先行、1.16ドル台前半まで値を切り上げての推移となった。ロンドンに入ると一転して売り圧力が強まり、1.15ドル台後半まで反落。売り一巡後もしばらくは上値の重い展開が続いた。NYに入ると一転して買いが優勢となり、午後には1.16ドル台を回復しての推移となった。ユーロ/円は、東京朝には買いが優勢、129円台半ばまで値を切り上げる場面も見られたものの、その後は一転して売りに大きく押される格好となり、ロンドンでは128円台後半まで反落。NYでは売りも一服となったものの、上値の重い展開が継続。午後には買い意欲が強まったが、129円台を回復するには至らなかった。
Posted by 松 8/8/18 - 17:22