2018年10月12日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から下方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2018年度の世界石油需要の伸びを前年比で日量130万バレルと推定、前月から11万バレル下方修正した。2019年度の伸びも日量140万バレルと、11万バレルの引き下げとなった。修正は石油価格の高騰や中国のデータ修正により、世界経済見通しが弱気修正されたことによるもの。この内OECD諸国の需要は1-3月期の需要が好調だったことや米国の成長を背景に、2018年は前年から30万バレル増加、2019年には13万バレルに伸びが鈍化する。非OECD諸国の伸びは2018年が日量100万バレル、中国とインドの伸びが全体の60%を占めている。
9月の世界石油生産は日量1億バレル近辺まで増加、前年を260万バレル上回る水準となっている。非OPEC産油国の生産は20189年が前年から220万バレル、2019年が180万バレル増加するとの見通し、米国の生産増が主導する格好となっている。OPECの9月生産量は日量3,278万バレルと前月から10万バレル増加、過去1年で最高を記録した。今年5月からの増加療は73.5万バレルに達している。湾岸主要産油国の生産増や、リビアやナイジェリアの生産回復が、イランとベネズエラの生産減少をカバーする格好となった。
OECD諸国の在庫は8月末時点で28億5,400万バレルと、前月から1,570万バレル増加、2月以来の高水準を記録した。製油所における生産量の大幅な増加や、液化石油ガス(LPG)の在庫積み増しが背景にある。在庫は7-9月期に4,300万バレルと、2016年1-3月期以来の大幅な積み増しになると見られている。
製油所稼動は2018年に日量90万バレルのペースで増加したあと、2019年には130万バレルの伸びが予想されている。一方製油所の生産に対する需要は100万バレルの伸びしか予想されておらず、今後は製油所間の競合激化の問題に直面することになると予想される。
Posted by 松 10/12/18 - 07:39



