2007年10月04日(木)
世界的に金融市場は8月より落ち着く・ダラス連銀総裁
[要人発言]
ダラス連銀のフィッシャー総裁は4日にノースカロライナ州で講演し、後で設けられた質疑応答では世界的に金融市場は8月の乱高下から落ち着いてきたとの見解を示した。しかし、気掛かりはまだ残っているとも警告。一つは資産担保コマーシャルペーパー(CP)市場を挙げた。CP市場による資金調達が銀行のバランスシートにどの程度影響しているのかまだ不透明と述べた。
講演では食品やエネルギーの価格変動や物価全体への影響などを取り上げた。総裁は食品が先導する物価上昇圧力が強まる可能性に触れ、中国やインド、ベトナム、旧ソ連、中南米などで経済成長に伴った食生活の変化による影響に言及。食品価格の上昇基調が当面続くかもしれないと述べた。一方石油高については、需要増加によるもので供給問題はないため影響懸念も限られるとの見方を示唆した。総裁は時代の流れとともにコア部分だけに焦点を当てた物価動向の監視は適切ではなくなっているとコメント。むしろ物価を読むのに最も上昇及び下落の激しいものを除いた部分を指標にするべきだという。総裁は今年のFOMCメンバーではない。
Posted by 直 10/4/07 - 15:07
2007年10月03日(水)
サブプライム問題は最悪期脱する・グリーンスパン氏
[要人発言]
グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は3日にポルトガルで講演し、世界的な金融焦げ付きの引き金となった米サブプライム問題について最悪期は脱したと述べた。しかし、米景気へのダメージはなお続くと見通し。底入れは2008年初めになりそうだとコメント。米景気後退の確率は3分の1から5割とした。会場からの為替市場に関する質問には、向こう1年半のドル・ユーロを見通すのは極めて難しいと述べた。また金融当局の為替介入については、市場規模が大きくなっていると、当局の原資を疑問視する姿勢を示した。ドルとユーロの2大通貨の時代になったとの見方も示した。
グリーンスパン氏は9月中旬に回顧録を出版して以降、積極的に米国内外でスピーチ、メディアインタビューなどを行っている。
Posted by 直 10/3/07 - 14:49
2007年09月28日(金)
セントルイス連銀総裁、金融市場回復サインを指摘
[要人発言]
セントルイス連銀のプール総裁は28日にニューヨークで行った講演において、金融市場の回復サインが出始めたとの見方を示した。ただし、リスクは根強く、このため追加利下げの可能性もあることを示唆。底堅い景気と適切な金融政策によって向こう数年間は持続的な経済成長と物価の落ち着きを確保することができると強調した。総裁はまた、改めてインフレターゲット導入案を支持。景気後退の回避もしくはダメージの軽減に物価の安定化が前提という。総裁はさらに、金融政策を運営するにあたり目標を明確に示し、また一貫した方針を持つことがカギともコメントした。総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーである。
本日はこのほかにイエレン・サンフランシスコ連銀総裁、ミシュキン米連邦準備理事会(FRB)理事もスピーチしたが、現行の景気動向や金融政策に関する発言はなかった。
Posted by 直 9/28/07 - 14:34
住宅市場底入れは来年後半・アトランタ連銀総裁
[要人発言]
アトランタ連銀のロックハート総裁は28日にテネシー州立大学で講演し、住宅市場の底入れは2008年後半以降になるとの見方を示した。また、住宅不振の継続は消費支出にも多少の影響をもたらすといい、リスクはインフレから景気減速にシフトしたと述べた。総裁はこのほか、住宅や個人消費のほかに、企業の設備投資にも注目しているともいう。今月半ばの利下げに踏み切った当局の金融政策が景気の軟着陸に導くといい、将来のさらなる利下げを見込んでいることを明かした。総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーではない。
物価については、一年前に比べて上昇圧力が落ち着いてきたとコメントしながら、長期見通しにはなお慎重なこともみせた。講演後の質疑応答では石油価格の上昇によるインパクトを警戒していることを示し、物価の行方次第で金融政策も方向転換することに言及した。
Posted by 直 9/28/07 - 11:31
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