2007年10月26日(金)
ブラジル国営石油、セルロース系エタノール生産に意欲的
[エタノール]
ブラジル国営石油会社ペトロブラスの幹部フラガ氏は25日の記者会見で、向こう10年以内にセルロース系エタノールを一般商品化する計画であることを明かした。同社研究員によると、砂糖やエタノール生産の際に出る600万-1000万トンの砂糖きびの擦りかす(バガス)からセルロース系エタノールを作れば同国のエタノール総生産が40%増える見通し。フラガ氏は、砂糖きびやコーンから生産するよりもコストが高いため世界的に生産が限定的だが、ペトロブラスではセルロースからの生産でも競争できるようにするのを目標にしているという。同社は9月に試験工場を新設し、生産規模はまだ小さいながらも将来性があると述べた。
国際エネルギー機関(IEA)のデータでは、1バレル50ドルの石油価格で1リットルのガソリンに相当するエタノールを作るのに砂糖きびからなら0.3ドル、コーン系が0.6-0.8ドルかかるのに対し、セルロースからは1ドルもしくはそれ以上のコストになる。ペトロブラスの研究員はセルロース系エタノールがコスト高なのはセルロースの分解が要因といい、またそのために使用する酵素の効率がよくないことにも触れた。しかし、低価格かつ効率の高い酵素の開発に楽観的なことも示した。
Posted by 直 10/26/07 - 09:04



