2016年09月07日(水)
米経済活動、緩やかなペースで拡大続ける・ベージュブック
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)は7日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、国内の経済活動が7月から8月終わりにかけて基本的に緩やかなペースでの拡大を続けたとの判断を示した。ほとんどの連銀が小幅成長、あるいは適度に伸びたと評価した中、カンザスシティーとニューヨークは横ばいと報告。フィラデルフィアとリッチモンドは拡大のペースが前回報告時より鈍ったとした。また全ての連銀は、目先景気が小幅に拡大するとの見通しを示した。
個人消費はほとんどの地区でほぼ変わらず、自動車販売に関すると水準的には依然として高いものの、やや減少した。観光業は前回の報告に比べて変化なしとなっただが、前年同期は上回った。金融以外のサービス業は、売上高がより上向いた。製造業は、ほぼ全ての地区で小幅拡大となった。
不動産については、住宅市場はやや伸びたものの、一部の地区でストック不足から販売が停滞した。商業不動産では一段とビジネスが拡大。法人向けと消費者向けの融資需要は地域間で開きはあるが、全般に緩やかな増加ペースだったとみられている。農業がまちまち。エネルギー関連の製品、サービスともの需要が細った。
ほとんどの地区の雇用需給は、引き締まりの傾向が続いており、賃金も小幅に伸びた。また賃金の上昇圧力も強まっており、特殊技術者はより速いペースで上向いたという。物価は全体的に小幅上昇となった。
今回のベージュブックは、8月29日までに収集した情報データをもとにサンフランシスコ連銀がまとめた。今月20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での政策決定における討議資料となる。
Posted by 直 9/7/16 - 14:24



